社会福祉法人 岡山市手をつなぐ育成会

岡山県福祉職員生涯研修中堅コース

2017年08月07日

                         地域サポートセンター仲よし

日時:平成29年7月6日-7日

会場:きらめきプラザ

【研修内容】

・『求められる福祉実践』(福)岡山県社会福祉協議会 生活支援部 主幹 石井 慎一

・『職場の課題形成』(福)ことぶき会 養護老人ホーム松風園 施設長 池田 英樹

・『チームワークの促進とメンバーシップ』

(福)岡山県社会福祉協議会 地域福祉部 主任 貝原

・『職場における能力開発』(福)岡山県社会福祉協議会 福祉経営支援部 主任 大石祥加

 

【研修の感想】

-1日目

まずはじめに、『求められる福祉実践という』テーマで福祉現場の中堅職員としての立場や期待されることについての話を聞きました。中堅職員として期待される役割の中に、「質の向上や効率性の確保に貢献すること」とありました。そのために日常的な管理を行うSDCAサイクル(S:業務標準、D:実施、C:確認、A:処置)と業務改善のためのPDCAサイクル(P:計画、D:実施、C:確認、A:処置)を意識して行うことが大切と学びました。演習では、各職場での問題や課題を持ち寄り、中堅職員の役割としてどのように対応していくかを話し合いました。中堅職員のレベルは組織全体の力量を示すとも言われ、重要な立ち位置であることを再認識しました。

 その後、『職場の課題形成』というテーマで中堅職員としての職場における課題の発見から見直し・改善の流れを学びました。本来あるべき姿と実際の姿とのズレを修正するために必要な手段について計画をします。業務の見直しについて演習では問題解決技法を行いました。問題解決技法の中の「拡散思考」と「収束思考」というものがあります。拡散思考とは次々とアイデアや問題点を発展させていく技法で、固定観念に囚われない自由な発想を促進します。そこで行うブレーンストーミングは批判厳禁(良い悪いの批判をしない)、自由奔放(制約なしに発想し、述べる)、多数歓迎(アイデアの量は多い方が良い)、便乗発展(他者のアイデアを参考に連想する)といった4原則があります。収束思考とは拡散思考で出されたアイデアや問題点を整理し、まとめる技法です。4原則を守りながら、職場の問題点についてグループで解決のアイデアを出し合い、優先順位や実行可能なものを表にまとめる作業をしました。

-2日目

 2日目はまず、『チームワークの促進とメンバーシップ』について学びました。はじめに、ペーパータワーを作るゲームを行いました。A4の紙のみを使ってグループごとに出来るだけ高いタワーを作って競うというものでした。はじめに5分間作戦会議を行い、実際に取り掛かる時間は3分でした。作戦会議でどんなタワーを作るかというアイデア出しや役割分担することが鍵となっており、1番高いタワーを作ったグループはリーダーシップが発揮され、時間キーパーなどの役割分担が上手くいったチームでした。

 チームワークの良い状態とはメンバーが共通の目標意識を持っていることや葛藤が起きても感情対立まで至らないこと、各自責任もって仕事をしていることなどが挙げられます。チームワークが高まると相乗効果が生まれ、「いきがい」や「働きがい」が生まれると言います。そこで中堅職員に求められるのはチームリーダーを支えて目標・計画方針ができているか振り返る、後輩に働きかける、改善に貢献するといった姿勢です。メンバーシップを構成する2つの要素としてフォロワーシップとリーダーシップがありますが、中堅職員はフォロワーシップとリーダーシップの2つをバランス良く発揮していくことが大切だと学びました。

 最後は『職場における能力開発』として自分のキャリアデザインシートを作成していきました。キャリアデザインシートとは職場での自己の課題と成長目標を書いていくシートです。記入した上でそれぞれ、グループ内で発表を行いました。

また、中堅職員の課題であり期待されることの中に後輩職員の指導があります。後輩指導での大切な心構えとしてすぐにその場で指導すること、意図的計画的に始動することが挙げられます。1対1で後輩を指導する場面設定を行い、傾聴の技法を用いながら後輩の相談に対応する練習をしました。

 2日間を通して、福祉現場の中堅職員としての立場や役割など、具体的な問題解決に向けての方法論も含めて学ぶことができました。自分の立場や今後の目標が具体的に意識できました。ありがとうございました。

 

 

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